2023.2

グループ登山における事故防止の為の心得

 

表題について要点を取りまとめました。お互いに協力して事故のない楽しい登山となるようにしましょう‼

 

【共通】

1.グループ登山は集団行動であることを意識する。

2.集合場所から出発して、集合場所に戻るまでが集団行動である。

3.先頭にリーダー、後方にサブリーダーをおいて隊列を組み行動する。

4.リーダーは経験の多い人、その後ろは登山歴の少ないメンバー、

 サブリーダーは体力や経験の多い人が務めることを基本とする。

5.交通経路・コースタイムはプリントアウトやスマホにより各自確認をする。

【リーダー】

1.メンバーには歩き方が速い人と遅い人がいるので遅い人のペースにあわせる。

2.メンバーの体慣らしのために歩き始めはゆっくりと歩くようにする。

3.歩行中はメンバーの様子を見ながら歩行速度を調整する。

4.歩き始めて20分位歩いた頃に衣服調整の休憩をいれるようにする。

5.ほかの登山者とすれ違いで道を譲るときは、その旨を後方に声をかける。

 (原則は上り優先であるが状況に応じて下り優先も可)

6.ポイント間の歩行時間が長いところはメンバーの様子を見ながら適宜休憩を入れる。

7.段差箇所・ハシゴ箇所などでは全員が通過するまで歩行を止めて安全な箇所で待つ。

8.倒木、頭上の枝、浮石、滑りやすい箇所などがあれば後方に注意を促す。

【サブリーダー】

1.メンバーの隊列が開きすぎたときはリーダーに声をかけ追いつくまで待機してもらう。

2.メンバーの中に異変(歩き方、表情など)を感じたときはリーダーに声をかける。

3.メンバーの状態を見極め水分補給や衣服調整を早めたほうがよいと感じたときはリーダーに声をかける。

4.追越の登山者がいたときは前方に声をかけ、安全に退避できる場所で山側に退避するように声をかける。

 (ザック、ストックも山側に寄せさせる)

【メンバー】

1.疲れた時や気分が悪くなったなど体調に異変を感じたときは速やかに声を上げる。

2.無断で隊列を離れない。(やむを得ないときは代表に申し出る)

3.衣服調整をしたいときはリーダーやサブリーダーに声をかける。

4.小休止のときは水分を補給する。

 ①水分補給は一度に多くを飲まない。(スポーツ飲料がおすすめ)

 ②糖分補給のため一口羊羹や飴は効果がある。

5.すれ違いや追越をさせるときは、安全に退避できる場所で山側で退避する。

 (後方または前方に伝言する)

6.退避するときはザックも山側によせる。(ザックにあたり転倒・転落の危険回避)

7.リーダーから倒木などの危険注意があったときは順次後方に伝言する。

8.ロープや鎖の利用のときは、1人ずつ使用する。

 

                                以上


     2018.12

山登りについての山行資料

1.体操

 登山開始前、下山後にはストレッチ体操をする。(ケガ、筋肉痛等の防止のため)

 屈伸運動、伸脚、手首手足回し、首回し、前屈後屈、腰回しなど

2.トイレ

 山には基本的にトイレがないので、駅で済ませるようにする。

3.登山靴の紐

 登山開始前に靴紐がほどけないように縛りなおす。

 休憩時に緩くなっていないか確認する習慣をつける。

 靴紐は踵が靴の踵につくようにしてしてから縛る。

3.山行中の休憩

 登山開始から20分程度歩いたら短時間の休憩をとり、水分補給や衣服の調整を行う。

 その後は状況に応じて短時間の休憩をとる。

 短時間休憩のときは座らずに立ったままの休憩に心掛ける。

4.水分、糖質の補給

 登山では大量の発汗により体内の水分が失われ、脱水症状を引き起こす要因となるので

歩行中や休憩時には適切な水分補給をする。また、エネルギーも消費されるので補給する。塩飴、羊羹、チョコレート、スポーツドリンクなどを携帯するとよい。

5.対向者とのすれ違い

 山道は狭いので下りの時は、登りの登山者を優先とし、道をあけるときは山側によけ、ザックが当たらないように配慮する・

 登山者とのすれ違いや道を譲ってもらったときは、挨拶やお礼を言う習慣を身に着ける。

6.歩き方(参考)

 登山では飲料水、弁当、雨具等でザックが重くなり、また山道を歩くため足元が不安定となりバランスを崩しやすくなり、筋肉への負担も大きくなるので歩き方が重要となる。

    頭から背中、腰、後ろ足まで一直線になるような線をつくる。

    靴を外側に開きながら歩くようにする。なお、かかとは直線上に重ねるような

イメージをもって歩くようにする。

    足の裏全体で着地するように歩く。

    普段より小さい歩幅で歩く。ジグザクに歩くことを意識する。

    ゆっくりと同じペースで歩く。呼吸が乱れてきたときは酸素不足で疲れて歩けなく

なることもあるので、このときはリーダーに申し出る。

    登りの時は、腕組みやザックの肩掛けを持って歩くと、肩への負担が少なくなる。

下りの時は、上体を起こしつつ、腕は揺れないように背面に組むとよい。

    急坂を下るときは、真下へ降りるイメージで靴裏全体で着地する。上半身は垂直のまま両足の膝を軽く曲げて腰を少し落とすようにする。

    山道が階段のときは、一方の足だけ上げずに適宜交代する。

    トレッキングポール(ストックともいう)を使うと歩行をサポートしてくれる。

7.装備・持ち物

  別紙参照

8.その他

 

  登山保険、傷害保険等がありますが、詳しくはインターネットで検索できますので活用されるとよいと思います


 

2023.7.1

山行時の装備・持ち物

   

(全てではありません。日帰りでの一般的なものを記載しております。)

※赤字は必須です。(他は不要の意味ではありません。自己責任で選択して下さい。)

装備・持ち物名

コメント

現金(含む、交通費)

スイカは便利です。スイカを利用できない路線もあります。

健康保険証

原本(コピー不可とのこと。修学旅行は学校の判断でコピーあり)

お弁当

夏場は腐食しないもの

水筒

ペットボトルで代用可。夏場は多めに

 

お茶よりは麦茶(カフェインなし)。スポーツドリンク(エネルギー補給)

行動食

登山中のエネルギー補給になるようなもの。バナナ(傷みやすいので注意)

(非常食になるようなものも)

ウイダーインゼリー、おさかなソーセージ、カントリーマム、羊羹、塩飴など

登山靴・トレッキングシューズ

スニーカーでも可であるが、続けるのであれば準備したのがよい

ズボン

動きやすい化繊素材がおすすめ

靴下

靴擦れ・けが防止のため厚手がよい

帽子

頭の保護。夏は日よけ、冬は防寒にもなる

手袋

手の保護。防寒。防水がおすすめ

予備服

体温調整、濡れたとき、防寒対策

タオル

汗ふきに使える。日よけ防止にもなる

ザック

とりあえず普段使いのザックでもよい

雨具

天気急変があるので必須。上下に分かれた蒸れにくい素材がよい。

折り畳み傘

雨のとき林道歩き、バス待ち時に役立つ

ザックカバー

急な雨対応。ゴミ袋で代用も可。飛ばされないよう紐で縛るとよい

山行案内・地図

コースの確認。現在地や歩行ペースの確認

トレッキングポール

足腰の負担軽減

スパッツ

小石や雨が靴の中にはいるのを防げる

軽アイゼン

雪渓歩きで使用する

ひざサポーター

ひざ痛緩和

サングラス

目の保護

腕時計(スマホ代用もあり)

山行計画との時間チェック

スマホ

(含、バッテリー・ケーブル)非常時の連絡に使える(電波があれば)

マスク(数枚)

不織布が良い(コロナ感染対策は不要になったが自己防衛)

消毒液・除菌シート

不織布が良い(コロナ感染対策は不要になったが自己防衛)

ティッシュペーパー

トイレットペーパーなら使いみち多い

ウェットティッシュ

汚れを落とすのに使える

絆創膏、消毒液、鎮痛剤、湿布薬、冷却スプレーなど

ビニール袋

ゴミ持ち帰り

カイロ(気温が低いとき)

寒さしのぎ

レジャーシート

食事のときに役に立つ

ヘッドランプ

暗がりで役に立つ(例えば照明なしトイレ使用)

筆記用具

メモを取りたいときにあれば便利

カメラ

スマホとはひと味違う写真が撮れる

日焼け止め、リップクリーム

 

コンパス

使い方を覚えれば役に立つ

万歩計

関心のある人

御朱印帳

関心のある人(山行地に寺、神社があれば)